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CloudGateway 2.0でReceiver for Androidの接続方法を設定する方法
概要
この文書では、CloudGateway 2.0でReceiver for Androidの接続方法を設定する方法について説明します。
背景
2012年7月にリリースされた、モバイルデバイスのiOS 5.6.1およびAndroid 3.1.170用のCitrix Receiverは、StoreFrontサーバーまたはAppController上でホストされているストアへの接続機能を提供します。モバイルReceiverは従来の(PNA)サイトにも引き続き接続できますが、フォローミーアプリケーションやフォローミーデータなどのCloudGatewayの機能を利用したり、AppControllerからクラウドベースのアプリケーション(Web/SaaS)にアクセスしたりすることはできません。
CloudGateway 2.0でのReceiver for Androidの接続方法の設定
次の各シナリオは、モバイルデバイスからの接続時に、CloudGateway 2.0ソリューションでいつStoreFrontサーバーのFQDNまたはAccess GatewayのFQDNあるいはその両方を使用すべきかを示しています。
StoreFront 1.2サーバーに接続する内部ユーザー
- シナリオ2 – 従来の(PNA)サイトなし、ストアは使用可能
- シナリオ3 – 従来の(PNA)サイトなし、カスタムストア名は使用可能
- シナリオ4 – 従来の(PNA)サイトとストアを使用可能
- シナリオ5 – 電子メールベースのアカウント検出の使用
- シナリオ6 – StoreFrontプロビジョニングファイルの実行
Access Gateway 10を使用して接続する外部ユーザー
- シナリオ1 – 電子メールベースのアカウント検出の使用
- シナリオ2 – StoreFrontプロビジョニングファイルの実行
次のスクリーンショットに示すように、ユーザーによりStoreFrontサーバーのFQDNが入力されると、Receiverは次のパスについてバックエンドのStoreFrontサーバーをスキャンします。
- GET /citrix/pnagent/config.xml
- GET /Citrix/store/discovery
- GET /vpn
- GET /CitrixLogonPoint
- GET /Citrix/XenApp/Auth/Login.aspx
- GET /Citrix/DesktopWeb/auth/login.aspx
シナリオ1 – 従来の(PNA)サイト、使用可能なストアなし
デフォルトで有効化されている従来の(PNA)サイトをStoreFront上で検出したが、StoreFront上にStoreという名前のストア(/Citrix/Store)がない場合は、Receiverは従来の(PNA)サイトに接続し、次のスクリーンショットに示すように、アカウント情報の入力を求めます。
シナリオ2 – 従来の(PNA)サイトなし、ストアは使用可能
StoreFrontサーバー上で従来の(PNA)サイトが使用可能ではない場合、ReceiverはStoreFrontでStoreという名前のストア(/Citrix/Store)を検索します。Receiverはストアを見つけると、[Description]フィールドにストアの名前を挿入し、アカウント情報の入力を求めます。
シナリオ3 – 従来の(PNA)サイトなし、カスタムストア名は使用可能
StoreFrontサーバー上で従来の(PNA)サイトが使用可能ではなく、/Citrix/StoreにStoreという名前のストアもない場合、Receiverは次のエラーメッセージを返します。
「Error – Could not verify server address https://StoreFrontFQDN」
このシナリオでは、[Manual Setup]を選択して、Citrix Receiverで手動でストアのカスタムパスを定義する必要があります。必ず次の情報を入力してください。
- https://storefront.example.com/Citrix/<CustomName>など、ストアの完全なURLアドレスを入力します。
- [Type]として[StoreFront]を選択します。
このアカウントが認証されると、ユーザーがStoreFrontサーバーからストアにアクセスできるようになります。
StoreFrontサーバーに、従来の(PNA)サイトとStoreという名前のストア(/Citrix/Store)の両方がある場合、Citrix Receiverは従来の(PNA)サイトではなくそのストアを使用します。
Citrix Receiverの最新のバージョンでは、ユーザーはStoreFrontサーバーのFQDNまたはIPアドレスなしでアカウントまたはストアを追加できます。これは、アカウントサービスまたは電子メールベースのアカウント検出と呼ばれます。この機能は、Citrix StoreFront 1.2以降、AppController 2.0以降、およびAccess Gateway 10 69.4nc以降でサポートされており、使用可能です。電子メールベースの検出では、ローカルDNSサーバーまたは権限のあるDNSサーバーあるいはその両方に作成されたSRV(サービスの場所)DNSレコードを使用します。SRV(サービスの場所)レコードについて詳しくは、/proddocs/topic/dws-storefront-12/dws-plan-account-discovery.htmlを参照してください。
このシナリオでは、次のスクリーンショットに示すように、ユーザーは電子メールアドレスを入力する必要があります。
注:Citrix Receiverは入力された電子メールアドレスの信頼性はチェックしません。ただし、電子メールアドレスのドメインはチェックします。これは、SRVレコードのクエリに使用する必要があるドメインです。次に、ユーザーはドメインのアカウント情報を入力するように求められます。
シナリオ6 – StoreFrontプロビジョニングファイルの実行
IT管理者がSRV DNSレコードを作成しない場合は、ユーザーはStoreFrontサーバーによりReceiver for Webサイトから提供されたか、StoreFrontサーバーコンソールからエクスポートしたプロビジョニングファイルを実行できる必要があります。
次の図は、Receiver for Webサイトからのプロビジョニングファイルの例を示しています。
次の図は、Citrix StoreFrontコンソールからのプロビジョニングファイルの例を示しています。
注:一部のAndroid OSデバイスでは、StoreFrontからの.crファイル(プロビジョニングファイル)の実行が許可されていません。回避策として、StoreFrontサーバーからファイルをエクスポートし、拡張子を.xmlに変更して、電子メールとして送信します。
Access Gateway 10を使用して接続する外部ユーザー
リモートモバイルユーザーがiPad、iPhone、またはAndroidデバイスを使用してCloudGatewayに接続できるようにするには、プロビジョニングファイルまたは電子メールベースのアカウント検出を使用して、モバイルデバイスに対する新しいCitrix Receiverを設定する必要があります。
Access GatewayのFQDNを指定すると、ReceiverはStoreFrontサーバーのストアではなく、従来の(PNA)サイトを通してAccess Gatewayに接続します。ストアへのネイティブ接続が必要な場合は、ユーザーはプロビジョニングファイルを実行するか、電子メールベースのアカウント検出ウィザードを実行する必要があります。
ユーザーがAccess GatewayのFQDNを入力すると、ReceiverはAccess Gatewayアプライアンスをスキャンして、導入されているAccess Gatewayのエディションを特定し、それに応じて自動的に設定を調整します。
Receiver for Androidを使用したスキャンパス:
- GET /vpn --- Access Gateway Enterprise
- GET /CitrixLogonPoint --- Access Gateway Advanced
ReceiverはStoreFrontサーバーのストアではなく従来の(PNA)サイトに接続するため、お客様には次の手順を実行することをお勧めします。
- ユーザーが電子メールベースのアカウント検出を使用できるように、SRV DNSレコードを設定します。
- StoreFrontサーバーにより生成されたプロビジョニングファイルを実行します。
注:プロビジョニングファイルは、Receiver for iOS 5.6.0以降またはReceiver for Android 3.1.170以降が動作するモバイルデバイスでのみ実行できます。モバイルデバイス用のそれ以前のバージョンのCitrix Receiverでは、従来の(PNA)サイトへの接続は、Access Gateway Enterprise Editionを介したStoreFrontからのみ可能です。
モバイルデバイス用のCitrix Receiverのこの動作は、モバイルユーザーに対して今もWeb InterfaceとXenApp Servicesサイトを使用しているお客様のために用意されています。ユーザーが最新のモバイル用のCitrix Receiverにアップグレードした場合には、ユーザーが自動クライアント設定を使用してモバイルデバイスを適宜設定できるようにしておく必要があります。
電子メールベースのアカウント検出を使用するには、IT管理者はローカルDNSサーバーまたは権限のある/公開DNSサーバー上でSRV DNSレコードを作成する必要があります。SRVレコードの適切な作成方法について詳しくは、/proddocs/topic/dws-storefront-12/dws-plan-account-discovery.htmlを参照してください。
このシナリオでは、ユーザーは電子メールアドレスを入力する必要があります。
注:Citrix Receiverは入力された電子メールアドレスの信頼性はチェックしません。ただし、電子メールアドレスのドメインはチェックします。これは、SRVレコードのクエリに使用する必要があるドメインです。次に、ユーザーはドメインのアカウント情報を入力するように求められます。
シナリオ2 – StoreFrontプロビジョニングファイルの実行
IT管理者がSRV DNSレコードを作成しない場合は、ユーザーはStoreFrontサーバーによりReceiver for Webサイトから提供されたか、StoreFrontサーバーコンソールからエクスポートしたプロビジョニングファイルを実行できます。
次の図は、Receiver for Webサイトからのプロビジョニングファイルの例を示しています。
次の図は、Citrix StoreFrontコンソールからのプロビジョニングファイルの例を示しています。
注:一部のAndroid OSデバイスでは、StoreFrontからの.crファイル(プロビジョニングファイル)の実行が許可されていません。回避策として、StoreFrontサーバーからファイルをエクスポートし、拡張子を.xmlに変更して、電子メールとして送信します。
関連情報
この資料は米国のKnowledge Baseで提供している資料をもとに作成したものです。
文書ID:CTX134667
How to Configure Connection Methods with Receiver for Android on CloudGateway 2.0